オリジナルノベルティ・販促品の専門店【販促マニア】

戦後の復興期には紙の需要が急増し、印刷業界も拡大しました。1950年代になると企業が取引先に「来年もよろしくおねがいします」という意味を込めてカレンダーを配布する習慣が根づきます。物資が不足していた時代に実用性のあるカレンダーは非常に喜ばれる贈り物でした。

高度経済成長を迎えた頃、オフセットの印刷技術が普及し、カラーカレンダーを大量生産できるようになりました。これにより「名入れスペース」を設け、企業名やロゴを刷り込むスタイルが定着。年末年始の贈答文化と結びつき「名入れカレンダー＝企業の販促物」というイメージが一気に浸透しました。

1990年代以降は不況の影響でコスト重視が進み、実用的でコンパクトな卓上カレンダーが主流になってきました。ビジネスの現場では「書き込みやすさ」「持ち運びやすさ」がより重視されるようになり、販促用のカレンダーのニーズも実用兵へシフトしていきます。また印刷技術の進歩により、小ロットでもフルカラー名入れが可能になり、中小企業でも導入しやすくなりました。

近年ではデジタルカレンダーが普及する一方で、紙のカレンダーは「インテリア性」「アナログの使いやすさが」再評価されています。さらに、環境配慮の流れからリサイクル紙やFSC認証紙を使った「エコカレンダー」も人気の波がきています。名入れ部分には会社名やロゴだけでなく、QRコードやSNSアカウントを入れるなど、デジタルとアナログをつなぐツールとして進化しています。

カレンダーは1年間使用されるのが最大の特徴です。デスクの上で毎日目にする卓上カレンダー。オフィスや家庭の壁に掛けられる壁掛けカレンダー。使う時以外にも、ふと目に入るカレンダーは365日にわたり持続的にPRすることが可能なのです。

日常生活の中で自然と目がいくカレンダーだと「広告を見せられている感覚」が非常に少ないのも大きなメリットとなります。無意識のうちに企業名を覚えてもらえ、「押し付けない広告」としてのブランディングに効果的です。

1部あたり数百円で作成できる名入れカレンダーは、日割りすると「1日あたり数円」で広告が届く計算になります。同じ予算で他の広告を出すよりも接触回数が圧倒的に多く、長期的な広告露出が可能なため費用対効果が非常に高い点が特徴です。